[北京 24日 ロイター] - 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は24日、地元銀行の口座凍結に抗議する大規模デモが起きた河南省で、委員会同省支部の検査官1人を「重大な規律違反」の疑いで取り調べていると発表した。
同委員会は21日に、口座が凍結された預金者らへの2回目の払い戻しを発表している。
問題になっているのは河南省の小規模金融機関4行など。当局は、大株主である投資会社が関与した複雑な詐欺行為があり、銀行従業員と共謀して虚偽データを作成し、預金を違法に抜き取っていたとみている。
捜査が開始され関係者らが拘束された後、同省などの当局は15日から小口預金者への払い戻しを始めていた。