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2020年の英GDP最新改定値は11%減、300年余りで最大の落ち込み

発行済 2022-08-23 08:26
更新済 2022-08-23 08:27
© Reuters.  英国家統計局が8月22日発表した2020年国内総生産(GDP)の最新改定値は前年比11.0%減に下振れた。写真は英金融街シティ、2021年10月撮影(2022年 ロイタ

[ロンドン 22日 ロイター] - 英国国家統計局が22日発表した2020年国内総生産(GDP)の最新改定値は前年比11.0%減に下振れた。イングランド銀行(英中央銀行)に保管された記録をたどると、これは年間ベースでは1709年以来300年余りぶりの大幅な経済の落ち込みだ。

20年GDPは速報値段階で1709年以来のマイナス成長が示された後、前回改定値でマイナス9.3%に切り上がったため、「第1次世界大戦以降で最悪」にいったん落ち込み度合いがスケールダウンしていた。

© Reuters.  英国家統計局が8月22日発表した2020年国内総生産(GDP)の最新改定値は前年比11.0%減に下振れた。写真は英金融街シティ、2021年10月撮影(2022年 ロイター/Hannah McKay)

ただ前回改定値でも主要7カ国(G7)では最も振るわず、今回の下振れでスペインのマイナス10.8%も下回る形になった。

統計局によると、ヘルスケアと小売業の寄与度が従来の推計より低下したことが下振れの背景だった。

2021年と22年上半期のGDPは最新の改定値が9月30日に発表される。

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