[ローマ 2日 ロイター] - S&Pグローバルが2日発表した10月のイタリア製造業購買担当者景気指数(PMI)は46.5と前月の48.3から低下した。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)中だった2020年5月以来の低水準となった。
好不況の分かれ目となる50を下回るのは4カ月連続。ロイターがまとめたアナリスト14人の予想中央値(46.9)も下回った。
生産指数は9月の44.2から44.1へ、新規受注指数は43.2から39.2へそれぞれ低下した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ルイス・クーパー氏は「需要の低迷は企業が購入の延期・中止を決定する重要な要因だ。購買活動の著しい低下とそれに伴う生産前在庫の減少に反映されている」と分析した。