[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツの産業機械業界の昨年12月の受注は3カ月連続で2桁減となり、通年でも減少した。
ドイツ機械装置産業連盟(VDMA)によると、12月の受注は前年比18%減。国内受注が8%減、海外からの受注は22%減少した。
2022年全体では4%減で、国内受注が5%減、海外受注は4%減だった。
VDMAのチーフエコノミスト、ラルフ・ヴィーチャーズ氏は「12月の数字に驚きはない」と述べ、ベース効果、注文取り消し、経済に関する悲観度が薄れた最近の材料がまだ反映されていない、という3つの要因を理由に挙げた。
昨年は、第1─第3・四半期は受注が伸びていたものの、その後資本財の需要が落ち込んだ。第4・四半期の総受注は16%減少した。