[ワシントン 6日 ロイター] - 商務省が6日発表した1月の製造業新規受注は前月比1.6%減少した。民間航空機の受注急減の影響で減少したものの、機械などは増加し、製造業が足元を固めつつある可能性を示唆した。2022年12月は1.7%増だった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.8%減だった。1月の前年同月比は4.3%増だった。
輸送用機器が13.3%減となったことが全体に大きく響いた。民間航空機の受注が54.5%減少したことが重しとなった。一方、自動車は1.3%増加した。輸送用機器は12月は15.8%増だった。
機械は1.6%増、コンピューターおよび電子製品は0.6%増となった。電気機器・器具・部品は1.3%増。一次金属と金属加工品の受注も増加した。
出荷は0.7%増と、昨年8月以来の大きな伸びを示した。12月は0.6%減だった。在庫は横ばい。12月は0.4%増加していた。
受注残は横ばいだった。
企業の設備投資計画の指標とされる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は0.8%増と増加に転じた。
国内総生産(GDP)の企業設備投資の計算に使われるコア資本財の出荷額は1.1%増だった。