[ベルリン 3日 ロイター] - 3日に発表された7月のドイツのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.3と、需要の落ち込みにより2カ月連続で低下した。
好不況の分かれ目となる50は上回った。前月は54.1だった。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、サービス部門は好調だった上半期の影響が残っているが、製造業の低迷を受けて伸びが明らかに鈍化していると指摘した。
サービス需要の減少がブレーキとなっている。楽観的な見方は急速に後退しており、サービス企業はもはや12カ月後の活動が高まると予想していない。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは48.5と、6月の50.6から低下し50を割り込んだ。
デラルビア氏は「今年後半に経済全体がリセッション(景気後退)に陥るリスクは明らかに高まっている」と述べた。