[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部が20日発表した8月の輸出受注は前年同月比15.7%減の460億4000万ドルと、予想を下回り12カ月連続で減少した。
高金利や中国の需要低迷などにより需要は依然として低調だが、第4・四半期からは増加に転じる可能性がある。
8月はマイナス幅が前月の12.0%から拡大し、ロイター調査の予測(10.5%減)以上の減少となった。
経済部は9月の輸出受注が前年比14.7─17.9%減少すると予想している。
経済部高官は流れは変わりつつあるようだと述べ「第4・四半期の輸出受注は現在のところ増加を示している」と指摘した。
8月の通信機器の受注は前年比14.6%減、電子製品は17.3%減となった。
中国からの受注は2.0%減と7月の4.2%減からマイナス幅が縮小した。
米国からの受注も14.5%減と前月の18.6%減から改善した。
欧州は33.6%減、7月は32.0%減だった。
日本からの受注は16.7%減少した。