[バンコク 2日 ロイター] - タイのセター首相は2日、デジタルウォレット政策を通じて来年5600億バーツ(152億3000万ドル)の景気支援を行うと明らかにした。
16歳以上の国民がデジタルマネーの形で1万バーツ(282ドル)受け取り、地域コミュニティーで使用する。選挙戦でタイ貢献党が掲げた公約の一つ。
セター政権は輸出低迷と投資家心理の悪化が重しとなっている国内経済の立て直しを目指しており、グリーンエネルギー分野への投資を誘致し、300億バーツ(8億1655万ドル)規模のグリーン債を発行する計画も明らかにした。