Fergal Smith
[トロント 2日 ロイター] - S&Pグローバルが2日発表した9月のカナダ製造業購買担当者景況指数(PMI)は季節調整済みで47.5と、8月の48.0から低下し、2020年5月以降で最低の水準となった。低調な市場の需要により生産と新規受注が抑えられた。
製造業PMIは5月以降、業況拡大・縮小の分かれ目となる50を割り込んだ水準にとどまっている。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、ポール・スミス氏は「世界的な景気の落ち込みと歩調を合わせ、カナダの製造業は9月に低迷が続いた」と指摘した。
9月の生産指数は45.6と、8月の47.7から低下し、2022年8月以降で最低となった。新規受注指数は46.9と、8月の47.7から低下。雇用指数は5カ月連続で下がった。
投入価格指数は8月の53.9から50.4に低下した。