[ワシントン 3日 ロイター] - イエレン米財務長官は3日、米国のインフレは短期的に低下し、労働市場は極めて強いとし、経済の見通しを極めて楽観視していると述べた。金利については、中期的に一段と正常な水準に戻るとの見方を示した。
イエレン長官は「米経済の見通しを極めて楽観視している。短期的には極めて力強い労働市場を背景にインフレは低下している。中期的にはわれわれは現在、経済を強化し、生産能力を高めるための極めて大規模な投資プログラムに取り組んでいる」と語った。
このほか人工知能(AI)について、信じられないほど急速に進歩しているとし、生産性を大きく変える可能性があると述べた。
また、米国はいくつかの重要な分野で中国に過度に依存していると指摘。米国は中国から完全に離脱することなく、リスクを軽減する必要があるとの考えを示した。