[台北 11日 ロイター] - 台湾財政部が11日発表した9月の輸出は前年同月比3.4%増の388億1000万ドルと、13カ月ぶりに増加に転じた。年末商戦を控えて対米輸出が増加した。
ロイターがまとめた市場予想は3.0%減、8月は7.3%減だった。
財政部は10月の輸出を横ばい─3%減と予想。「第4・四半期の輸出は増加に転じる可能性がある」とした。
9月は電子部品の輸出が前年同月比4.3%減の162億6400万ドル、半導体輸出は2.6%減だった。
9月の対中輸出は前年比8.8%減の138億2500万ドル。8月は14.1%減だった。
対米輸出は17.7%増。8月は8.8%増だった。
台湾の9月の輸入は12.2%減の284億9000万ドル。市場予想は14.15%減だった。台湾の輸入は完成品の再輸出の先行指標とされることが多い。