日経平均は大幅に続伸。
347.48円高の18724.31円(出来高概算14億3000万株)で前場の取引を終えた。
26日の米国市場では、ダドリーNY連銀総裁が9月利上げに消極的な発言をしたことをきっかけに、NYダウが600ドルを超える上昇となった。
これを受けてシカゴ日経225先物清算値が大阪比275円高の18715円となるなか、これにさや寄せする格好から幅広い銘柄に買いが先行した。
ただし、中国・上海市場の動向を見極めたいとするモードもあり、寄り付き直後に18800円を回復した日経平均は、その後18700円処でのこう着感の強い相場展開に。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。
規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの上昇。
セクターでは33業種すべてが上昇しており、食料品、精密機器、情報通信、建設、保険、銀行などの強さが目立つ。
日経平均は久しぶりにこう着感の強い展開をみせているが、それでも日中値幅は200円を超えている。
ギャップ・アップで5日線レベルを超え、その後は5日線を上回っての推移であり、ボリンジャーバンドでは-2σを上回っての推移と、想定内の値動きである。
引き続き中国の動向を睨みながらとなろうが、どちらかというと、米国の利上げ時期への関心が高い。
26日はダドリーNY連銀総裁が9月利上げに消極的な発言をしたことをきっかけに上げ幅を拡大したが、引き続き利上げ時期を見極める展開になろう。
そのため、27日発表予定の米4-6月期国内総生産(GDP)改定値を見極めたいとのムードも強い。
さらに、米カンザスシティで連銀主催のシンポジウム(ジャクソンホール)が開催されるため、フィッシャーFRB副議長による、利上げについての発言に市場の関心が集まるだろう。
もっとも、5月のイエレンFRB議長による「米国株は割高」といった見解によって9月の利上げ開始への思惑が高まり、調整が続いていた。
9月のFOMCまでは不安定ではあろうが、不透明感が払拭されることになれば、9月利上げ開始としても、市場はアク抜けにつながるとみておきたい。
引き続き、下値拾いのスタンスである。
(村瀬智一)
347.48円高の18724.31円(出来高概算14億3000万株)で前場の取引を終えた。
26日の米国市場では、ダドリーNY連銀総裁が9月利上げに消極的な発言をしたことをきっかけに、NYダウが600ドルを超える上昇となった。
これを受けてシカゴ日経225先物清算値が大阪比275円高の18715円となるなか、これにさや寄せする格好から幅広い銘柄に買いが先行した。
ただし、中国・上海市場の動向を見極めたいとするモードもあり、寄り付き直後に18800円を回復した日経平均は、その後18700円処でのこう着感の強い相場展開に。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。
規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの上昇。
セクターでは33業種すべてが上昇しており、食料品、精密機器、情報通信、建設、保険、銀行などの強さが目立つ。
日経平均は久しぶりにこう着感の強い展開をみせているが、それでも日中値幅は200円を超えている。
ギャップ・アップで5日線レベルを超え、その後は5日線を上回っての推移であり、ボリンジャーバンドでは-2σを上回っての推移と、想定内の値動きである。
引き続き中国の動向を睨みながらとなろうが、どちらかというと、米国の利上げ時期への関心が高い。
26日はダドリーNY連銀総裁が9月利上げに消極的な発言をしたことをきっかけに上げ幅を拡大したが、引き続き利上げ時期を見極める展開になろう。
そのため、27日発表予定の米4-6月期国内総生産(GDP)改定値を見極めたいとのムードも強い。
さらに、米カンザスシティで連銀主催のシンポジウム(ジャクソンホール)が開催されるため、フィッシャーFRB副議長による、利上げについての発言に市場の関心が集まるだろう。
もっとも、5月のイエレンFRB議長による「米国株は割高」といった見解によって9月の利上げ開始への思惑が高まり、調整が続いていた。
9月のFOMCまでは不安定ではあろうが、不透明感が払拭されることになれば、9月利上げ開始としても、市場はアク抜けにつながるとみておきたい。
引き続き、下値拾いのスタンスである。
(村瀬智一)