Savyata Mishra
[21日 ロイター] - 米家電量販大手ベストバイが21日発表した第3・四半期(8─10月)決算は、総売上高が前年同期の約105億9000万ドルから97億6000万ドルに減少し、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の99億ドルに届かなかった。
金利上昇や、主な支出がモノからサービスに移行したこと、学生ローンの返済再開などを受け、コロナ禍の巣ごもり需要の反動に見舞われた家電製品需要をさらに圧迫している。
米国での第3・四半期売上高は同8.2%減の92億ドル。家電、ホームシアター、コンピューター、携帯電話全てにわたり需要が減少し、値引き率を上げても消費者を引き付けられないことが示された。
シティのアナリストは、需要が上向きに転じる時期を言い当てるのは極めて困難だとの見方を示した。
同社は通期既存店売上高見通しについて、従来予想の前年比4.5─6.0%減から6.0─7.5%減に下方修正。11月の厳しい情勢を理由に挙げるとともに、消費者需要が予想しにくくなっていると指摘した。