[5日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した11月の非製造業総合指数は52.7と、5カ月ぶりの低水準だった前月の51.8から上昇し、予想の52.0も上回った。拡大・縮小の分岐点となる50を上回るのは11カ月連続。
企業活動の活発化を反映し総合指数は回復したものの、新規受注指数が横ばいにとどまったほか、金利上昇の影響が出始める中で価格指数は低下した。
新規受注指数は55.5と、前月から横ばい。価格指数は58.3と、58.6から低下した。
ただ、雇用指数は50.7と50.2から上昇。5月に50を下回ったが、その後は6カ月連続で50を上回った。ISMによると、雇用主は「通常の自然減で従業員が減少している」とし、「これらのポジションを補充するのに問題が生じている」とした。また労働市場は依然として「非常に競争的」とした。
サービス業は米経済の3分の2超を占めており、指数が50を上回ると拡大を示す。