[モスクワ 29日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は29日、主要7カ国(G7)が凍結しているロシア資産の没収に動くようであれば、ロシアには報復として没収する欧米諸国などの資産のリストがあると警告した。具体的な資産については言及を避けた。
関係者らによると、G7は来年2月に開く首脳会議で、ウクライナ侵攻を受けて凍結したロシアの資産3000億ドル相当の没収を可能にする新たな法理論について協議する見通し。
ペスコフ報道官は、西側によるそのような動きは「窃盗」に相当し、国際法に違反すると批判。「国際経済の主要な要素に重大な打撃を与え、国際経済を損なうことになる」とし、「他国からの米国や欧州連合(EU)への信頼は損なわれ、非常に深刻な結果を伴う」とけん制した。