[パリ 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめたフランスの昨年12月のHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.7と、過去4カ月で最高となったが、好不況の分かれ目となる50を引き続き下回った。
速報値は44.3、11月は45.4だった。
需要が弱く、生産が7カ月連続で縮小した。同国が景気後退に陥っているとの懸念を裏付ける内容となった。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は「フランス経済は景気後退から抜け出せないでいる。経済成長がすぐに回復することはなさそうだ」と述べた。
弱い需要が引き続き低迷の主要因で、受注残は過去3年あまりで最大級の減少を記録した。
サービス業と製造業を合わせた12月の総合PMI改定値は44.8に小幅上昇。11月は44.6だった。