サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

ドイツの輸出、今年は停滞の見通し=商工会議所調査

発行済 2024-05-08 14:19
更新済 2024-05-08 14:28
© Reuters.  5月7日、ドイツ商工会議所(DIHK)と海外ドイツ商工会議所(AHK)の調査によると、今年のドイツの輸出は昨年の1.8%減に続いて停滞する見通し。ハンブルクで昨年10月

Maria Martinez

[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツ商工会議所(DIHK)と海外ドイツ商工会議所(AHK)の調査によると、今年のドイツの輸出は昨年の1.8%減に続いて停滞する見通しだ。

世界経済にはやや好転の兆しが見られるものの、政治の不確実性や地政学的リスクのため、企業はその恩恵を十分に受けていないという。

DIHKの対外貿易責任者は「年明けのドイツ対外貿易の低調ぶりと、企業期待と投資意欲が若干の改善にとどまる状況は、希望の光がわずかにさしているものの、今年が困難な年になることを示している」と述べた。

DIHKの調査によると、海外で活動するドイツ企業は世界経済の動向に対し楽観的な見方を強めている。

調査対象となった4300社のうち31%が、インフレ率の鈍化と金利引き下げ期待に後押しされ、年内に海外拠点の景気が上向くと予想した。前回11月の調査ではこの割合は22%だった。

一方、約20%は引き続き景気減速を予想。前回調査では28%だった。

ドイツ企業の海外事業への期待が高まる一方で、中国への期待は再び悪化した。調査では、80%の企業が中国経済の需要低迷が続くことを事業リスクと見なした。

DIHK上海事務所のマキシミリアン・ブテック代表は「特に市場アクセス、当局との接触、公共入札のための情報入手の面で、中国企業に比べて競争上不利な状況が増えており、ドイツ企業に負担となっている」と述べた。

© Reuters.  5月7日、ドイツ商工会議所(DIHK)と海外ドイツ商工会議所(AHK)の調査によると、今年のドイツの輸出は昨年の1.8%減に続いて停滞する見通し。ハンブルクで昨年10月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)

ドイツ企業は他のアジア太平洋地域の事業環境についてはより楽観的だった。

ユーロ圏の状況は11月以降に改善は見られず、今後1年間の期待度は依然として世界平均を下回った。

米国で活動するドイツ企業は不透明な経済政策や新たな貿易障壁の可能性を懸念している。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます