[ワシントン 8日 ロイター] - 米商務省が8日発表した3月の卸売在庫は0.4%減と、市場予想と一致した。2月の0.2%増から減少し、在庫投資が第1・四半期の経済成長の足かせになる可能性を示唆した。
3月の前年同月比は2.3%減だった。
米政府は先月、第1・四半期の企業在庫が国内総生産(GDP)伸び率を0.35%ポイント押し下げたと発表した。
在庫がGDPを押し下げたのは2四半期連続。
自動車の在庫は0.1%減。
金属、ハードウエア、紙類、薬品のほか、アパレル、食料品、農産物、アルコールの在庫も減少した。一方、石油や木材、家具、機械、コンピュータ機器の在庫は増加した。
GDPの算出に用いられる自動車を除く卸売在庫は0.5%減だった。