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東京外為市場・15時=ドル112円半ば、ショートカバーが優勢に

発行済 2016-02-25 15:33
更新済 2016-02-25 15:40
© Reuters.  東京外為市場・15時=ドル112円半ば、ショートカバーが優勢に

[東京 25日 ロイター] -                    ドル/円 JPY=   ユーロ/ドル EUR=   ユーロ/円 EURJPY=  午後3時現在 112.45/47 1.1033/37 124.07/11  午前9時現在 112.06/08 1.1012/16 123.41/45  NY午後5時 112.17/18 1.1010/16 123.52/56

午後3時のドル/円は、ニューヨーク午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の1 12円半ば。海外市場で111円付近まで下落したあと、ショート・カバーが優勢となり 、本邦実需の買いも手伝って底堅い展開となった。

ドルはニューヨーク市場終盤でショートカバーが優勢となった流れを引き継ぎ、朝方 の安値111.90円から、一時112.63円まで買い戻された。 東京市場でも「ファンド勢のショートカバーが先行するかたちで、ドル高になった」 (外銀)という。 堅調な日経平均もドル買い戻しのインセンティブとなった。また、五・十日で、月末 のスポット応当日にも当たるこの日は、午前中に本邦実需筋によるドル買いも見られた。

市場では、少なくとも過去2日間にわたり111.70円付近で公的年金などの執拗 なドル買いが観察されたとの指摘が複数上がっていた。ニューヨーク市場では同水準を下 抜けたものの、大きく111円を割り込むまでいかなかったのは、こうした買いに象徴さ れる介入警戒感の広がりがあるという。

一方、前日に2年10カ月ぶり安値(122.46円)をつけたユーロ/円でも買い 戻しが進み、安値123.30円から124.22円まで反発した。 今月10日あたりから、「ロンドン時間の午前7時過ぎにユーロ/円が売り込まれる 傾向が続いている」(同)というが、背景に投資家の売りがあるのか不明だという。

日銀の木内登英審議委員の講演内容が伝わってたが、市場の反応は限定的だった。 木内委員は日銀が導入したマイナス金利政策について、貸し出し金利や手数料の引き 上げで金融引き締めにつながる恐れがあると指摘した。 また、2%の物価安定目標は2017年度まで視野に入れても達成の可能性は低いと の見方を示した。

人民元の対ドル基準値は1ドル6.5318元となり、前営業日終値6.5339元 よりやや元高方向に設定された。

(為替マーケットチーム)

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