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SDエンター Research Memo(9):単純比較では減収減益も、収益拡大努力に効果と手応え

発行済 2015-10-06 16:16
更新済 2015-10-06 16:33
SDエンター Research Memo(9):単純比較では減収減益も、収益拡大努力に効果と手応え
■業績動向 (1) SDエンターテイメント {{|0:}}の2016年3月期第1四半期決算2016年3月期第1四半期決算は、売上高1,711百万円、営業利益2百万円、経常損失31百万円、当期損失65百万円で着地した。
今第1四半期から連結決算に移行したため、厳密な意味での前年同期比較はない。
計画対比では、売上高は102百万円の未達だったが、営業利益は4百万円計画を上回った。
前年同期との単純比較では減収減益となったが要因は明確で、今後の不安を感じさせる内容ではない。
すなわち、前年同期との比較では、GAME事業の不採算店舗閉鎖による売上高減少、映画「アナと雪の女王」効果の反動減、賞与引当金戻入益20百万円が前年同期にあったことの反動減、GAME事業の一部業務・資産の売却益計上分が消滅したことの反動減が減収減益の要因だ。
一方、計画に対して売上高が未達となった理由はフィットネス事業においてRIZAP連動プログラムの開始が当初計画から3ヶ月以上遅れたことや、フィットネス事業の中の加圧トレーニングプログラムやサプリなどの販売が伸び悩んだことなどが主な要因となっている。
各事業部門の動向は前述のとおりであるが、GAME事業ではGAME機入れ替えと営業時間変更を伴う抜本的な変革にチャレンジ中である。
またボウリング事業では客数や客単価の底打ちや附帯収入の増加が確認できて明るさが見えてきている。
さらに、施設管理事業の中のファシリティマネジメント事業が実体的な収益源に成長しつつあるなど、業界環境の厳しさが続くなかで、同社の収益拡大努力に効果と手応えが感じられた四半期だったと言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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