■今後の見通し
(1) 2015年9月期の業績見通し
ステップ (TOKYO:9795)の2015年9月期の業績は売上高が前期比4.0%増の9,471百万円、営業利益が同2.5%増の2,253百万円、経常利益が同2.7%増の2,280百万円、当期純利益が同5.3%増の1,427百万円と期初計画を据え置いている。
ただ、前述したように4月の生徒数は前年同月比で8.4%増と想定を上回っており、足元においても生徒数は順調に拡大していることから、売上高に関して前期比5~6%程度の増収となる可能性が高い。
生徒数に関しては期中平均で見ると7~8%程度の増加となる見通しだ。
増収率が生徒数の伸びよりも低くなるのは、新設校の増加により高校1年生や中学1年生など平均単価の低い生徒の割合が増加するためだ。
ただ、今後も生徒数の増加ペースが落ちなければ、来期以降の増収率はさらに高まっていくことが予想される。
一方、利益ベースではほぼ計画どおりに推移するものと予想される。
7月に小中学部のスクールを1校(市が尾)新たに開校することが決まり、立ち上げ費用が増加するためだ。
同社の場合、新規開校の時期は新年度が始まる直前の2~3月頃が多いが、市が尾エリアは東急田園都市線の激戦エリアで不動産物件が出にくいエリアの1つでもあったことから、今回は拠点を開設することを優先した格好だ。
なお、高校受験対策としては神奈川県で2013年度から新たに導入された特色検査の成績が合否判定でより重要になってきていることから、同社では特色検査対策講座や模擬テストの実施に加えて、学校別の対策も秋から取り組んでいるなど、合格者数のアップに向けた体制を進化させている。
また、大学受験においては生徒の多様なニーズに応えるためのガイダンスの実施や、チューターも含めたサポート体制の整備、教師の教務力育成などに引き続き注力していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
ただ、前述したように4月の生徒数は前年同月比で8.4%増と想定を上回っており、足元においても生徒数は順調に拡大していることから、売上高に関して前期比5~6%程度の増収となる可能性が高い。
生徒数に関しては期中平均で見ると7~8%程度の増加となる見通しだ。
増収率が生徒数の伸びよりも低くなるのは、新設校の増加により高校1年生や中学1年生など平均単価の低い生徒の割合が増加するためだ。
ただ、今後も生徒数の増加ペースが落ちなければ、来期以降の増収率はさらに高まっていくことが予想される。
一方、利益ベースではほぼ計画どおりに推移するものと予想される。
7月に小中学部のスクールを1校(市が尾)新たに開校することが決まり、立ち上げ費用が増加するためだ。
同社の場合、新規開校の時期は新年度が始まる直前の2~3月頃が多いが、市が尾エリアは東急田園都市線の激戦エリアで不動産物件が出にくいエリアの1つでもあったことから、今回は拠点を開設することを優先した格好だ。
なお、高校受験対策としては神奈川県で2013年度から新たに導入された特色検査の成績が合否判定でより重要になってきていることから、同社では特色検査対策講座や模擬テストの実施に加えて、学校別の対策も秋から取り組んでいるなど、合格者数のアップに向けた体制を進化させている。
また、大学受験においては生徒の多様なニーズに応えるためのガイダンスの実施や、チューターも含めたサポート体制の整備、教師の教務力育成などに引き続き注力していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)