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今日の為替市場ポイント:世界的な貿易摩擦への懸念でドル上げ渋りの可能性も

発行済 2018-06-01 08:30
更新済 2018-06-01 08:40
今日の為替市場ポイント:世界的な貿易摩擦への懸念でドル上げ渋りの可能性も
5月31日のドル・円相場は、東京市場では108円91銭から108円54銭まで下落。
欧米市場でドルは109円00銭まで買われた後、108円39銭まで反落したが、108円82銭で取引を終えた。


本日6月1日のドル・円は、108円台後半で推移か。
世界的な貿易摩擦に対する懸念がくすぶる中、ドル・円は売り買いが交錯している。
日経平均株価の動きをながめ、主に108円台後半で推移する展開が予想される。


トランプ米政権は31日、欧州連合(EU)、カナダ、メキシコから輸入する鉄鋼およびアルミニウムに関税を発動すると発表した。
中国に加えて主要貿易国との貿易摩擦懸念が広がり、米株式市場が下落。
このため、リスク回避目的の円買いがやや強まっている。


一方で、6月12日開催に向けて調整が続いている米朝首脳会談をめぐっては、ポンペオ米国務長官が実質的な進展があったと表明するなど、史上初の首脳会談実現への期待が高まり、ドルを下支えしている。
本日の東京市場は日経平均株価の動向が手掛かり材料となりそうだが、日本時間夜に発表される5月米雇用統計や5月米ISM製造業景況指数などの経済指標内容を確認したいとの理由で投資家の多くは積極的な商いを手控える可能性がある。




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