11日の香港市場は値上がり。
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比190.50ポイント(0.84%)高の22935.35ポイントと5日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数も69.71ポイント(0.72%)高の9733.90ポイントと続伸した。
ハンセンは約1カ月ぶりの高値を切り上げている。
売買代金は697億9700万香港ドルにやや増加した(10日は622億8700万香港ドル)。
中国景気の回復期待が強まる。
昨日発表された2016年12月の物価統計で、生産者物価指数(PPI)が前年同月比でプラス5.5%と大幅上昇したことが引き続き材料視された。
また、香港短期金利の低下も支援材料となっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産株の上げが目立つ。
香港系の信和置業(サイノランド:83/HK)が3.2%高、新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が2.9%高、本土系の華潤置地(1109/HK)と中国海外発展(688/HK)がそろって1.8%高で引けた。
非鉄や鉄鋼、セメントなど素材関連セクターも買われる。
中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が6.7%高、江西銅業(358/HK)が4.4%高、鞍鋼(347/HK)が6.8%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が6.3%高、中国建材(3323/HK)が4.1%高、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が1.8%高とそろって続伸した。
鉄鋼株については、中国鉄鋼工業協会が10日の会議で、「製品のグレードアップ」や「過剰生産能力の削減」などについて協議したことが支援材料。
業界全体の経営体質が強化されると期待された。
H株金融セクターもしっかり。
中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が2.1%、中国平安保険(2318/HK)が1.0%、海通証券(6837/HK)が1.4%、中国民生銀行(1988/HK)が1.1%ずつ上昇した。
半面、本土マーケットは続落。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.79%安の3136.75ポイントで取引を終えた。
市中金利の上昇基調が重し。
上海銀行間取引金利(SHIBOR)は今月に入って上昇ピッチが加速し、足元では1カ月物が約1年半ぶりの高い水準を連日で切り上げている。
実体経済への悪影響が不安視された。
【亜州IR】
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比190.50ポイント(0.84%)高の22935.35ポイントと5日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数も69.71ポイント(0.72%)高の9733.90ポイントと続伸した。
ハンセンは約1カ月ぶりの高値を切り上げている。
売買代金は697億9700万香港ドルにやや増加した(10日は622億8700万香港ドル)。
中国景気の回復期待が強まる。
昨日発表された2016年12月の物価統計で、生産者物価指数(PPI)が前年同月比でプラス5.5%と大幅上昇したことが引き続き材料視された。
また、香港短期金利の低下も支援材料となっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産株の上げが目立つ。
香港系の信和置業(サイノランド:83/HK)が3.2%高、新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が2.9%高、本土系の華潤置地(1109/HK)と中国海外発展(688/HK)がそろって1.8%高で引けた。
非鉄や鉄鋼、セメントなど素材関連セクターも買われる。
中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が6.7%高、江西銅業(358/HK)が4.4%高、鞍鋼(347/HK)が6.8%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が6.3%高、中国建材(3323/HK)が4.1%高、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が1.8%高とそろって続伸した。
鉄鋼株については、中国鉄鋼工業協会が10日の会議で、「製品のグレードアップ」や「過剰生産能力の削減」などについて協議したことが支援材料。
業界全体の経営体質が強化されると期待された。
H株金融セクターもしっかり。
中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が2.1%、中国平安保険(2318/HK)が1.0%、海通証券(6837/HK)が1.4%、中国民生銀行(1988/HK)が1.1%ずつ上昇した。
半面、本土マーケットは続落。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.79%安の3136.75ポイントで取引を終えた。
市中金利の上昇基調が重し。
上海銀行間取引金利(SHIBOR)は今月に入って上昇ピッチが加速し、足元では1カ月物が約1年半ぶりの高い水準を連日で切り上げている。
実体経済への悪影響が不安視された。
【亜州IR】