■洋上風力の海底ケーブル送電に比べコストなどにメリットと
東京センチュリー<8439>(東証プライム)は5月23日、再び出直る相場となり、前場4200円(110円高)まで上げ、後場は4150円(60円高)で始まった。同日、1回の航行で20万9千世帯分の電力(一般家庭の平均電力使用量を1日あたり約10KWhで計算した場合)を運搬可能な電気運搬船「Power ARK」の開発などを進める株式会社パワーエックス(東京都港区)への出資を発表し、注目が集まった。
発表によると、この電気運搬船は、沖合に建設した風力発電の電気を海底ケーブルによって送電するのに比べ、コスト面や発電稼働までのリードタイム短縮のメリットが見込まれるという。出資額などは明らかにしていないが、東京センチュリーが行う再生可能エネルギー事業、リース事業、船舶事業、オートリース・レンタカー事業などの拡充につながるとみて注目を強める様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)