メディカル・データ・ビジョン {{|0:}}は25日、Appleが開発・提供するiOSで診療情報を扱う初の企業として、医師を中心とした医療従事者向け実臨床データ検索サービスの試験運用を2016年7月より7病院で開始すると発表した。 このサービスは、患者の薬剤処方実績や入院後続発症の実態などの情報が確認できる、医師を中心とした医療従事者向けの実臨床データ検索サービス。
医療従事者にとっては、薬剤を選択する際や患者への処方説明の際の一助となる。
まずは症例数の多い5領域（がん、循環器、消化器、呼吸器、糖尿病代謝障害）に限定した情報を、急性期病院7病院の医師などにiPadを介して提供するという。
同社は従来、主には製薬会社や研究機関に分析データを提供していたが、今回の試験運用の開始で、MDVが保有する国民の9人に1人に相当する規模の医療ビッグデータを、臨床現場の医師に向けて活用することになる。
今後は、秋頃の正式なサービス提供を経て、Appleが開発・提供するiOSプラットフォームをより活用したサービス展開を計画しているという。