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ソフトブレーン Research Memo(2):eセールスマネージャー関連事業、フィールドマーケティング事業が収益の柱

発行済 2016-09-12 16:09
更新済 2016-09-12 16:33
ソフトブレーン Research Memo(2):eセールスマネージャー関連事業、フィールドマーケティング事業が収益の柱
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■事業概要

ソフトブレーン (T:4779)の事業は「eセールスマネージャー関連事業」「フィールドマーケティング事業」「システム開発事業」「出版事業」の4つに区分されている。
売上高、利益ともに「eセールスマネージャー関連事業」「フィールドマーケティング事業」で大半を占めており、両事業が収益の2本柱となっている。
連結子会社は2016年6月末時点で5社となっている。


○eセールスマネージャー関連事業
SFA/CRM(営業支援)ソフト「eセールスマネージャー」のライセンス販売、クラウドサービス、カスタマイズ開発及び営業コンサルティング、営業スキルトレーニングのほか、iPadやiPhoneなどスマートデバイスの導入支援サービス及び教育サービスなどからなる。


「eセールスマネージャー」は、営業活動のプロセスマネジメントを行い、各工程を「見える化」することによって定量的に状況を把握し、改善点を見つけ出すことによって、営業効率の向上を図るソフトウェアツールとなる。


「eセールスマネージャー」の販売形態としては、ソフトのライセンス販売で収入を得るライセンスと、月額使用料を徴収するクラウドとに分けられる。
また、ライセンスにはサーバーなどの物理環境を自社で構築するオンプレミス型タイプと、ホスティング型があり、ここ最近では、サーバーなどの設備負担を必要としないホスティングサービスを利用する顧客が増加傾向にある。
クラウド型に関しては「eセールスマネージャーRemix Cloud」(1 ID当たり月額6,000円~)のほか、従業員10名以下の中小企業向けに機能を絞った簡易版「eセールスマネージャーnano」(1 ID当たり月額1,000円)を提供している。


SFA(営業支援)の国内市場規模は50~80億円程度で、同社のシェアは2~3割とみられる。
競合企業は、(株)NIコンサルティング(未上場)、(株)セールスフォース・ドットコム(クラウド型のみ)など。
クラウド市場ではセールスフォース・ドットコムが4割超のトップシェアを握っている。


「eセールスマネージャー」の導入実績は累計で4,000社を超えており、製造業からサービス業、大手から中小企業に至るまで幅広い企業に導入されている。
同社製品の強みは、操作性や処理速度など使い勝手の良さに加えて、オンプレミス型、クラウド型と両方の販売形態に対応可能なこと、導入効果を高めるためのコンサルティング、教育研修サービスなどサポート体制が充実していることが挙げられる。


○フィールドマーケティング事業
子会社のソフトブレーン・フィールド(株)で展開するフィールドマーケティング事業では、主に店頭におけるフィールド活動やマーケット調査などを、主婦層を中心としたキャスト(登録スタッフ)を活用して行っている。
また、フィールド活動を行うラウンダー人材の派遣・紹介事業「ラウンダー人材バンク」などを展開している。


フィールド活動とは、主に食品や日用品など消費財メーカーの新商品発売時期に小売店舗において、当該商品に関する店舗商談、売場構築、POP広告設置作業などを行う業務がメインとなる。
従来はこうした業務をメーカーの社員が行っていたが、販促費の効率化を進めるためにアウトソーシングする流れとなっている。
顧客企業は過去実績を含めて350社以上で、食品・飲料やヘルスケア関連メーカーを中心に多岐に広がっている。
キャスト数は直近で約6.1万人、カバー店舗数もドラッグストアやコンビニエンスストア、専門店など様々な業態にわたって全国で11万店舗を超えている。


○システム開発事業
子会社のソフトブレーン・オフショア(株)でソフトウェアの受託開発を行っている。
2013年9月に事業構造改革により中国の開発子会社を売却したが、現在も同社を外注先として活用しているほか、ベトナムや国内ニアショアの活用も進めている。


○出版事業
子会社の(株)ダイヤモンド・ビジネス企画による営業販促関連に関する書籍の企画・発行・販売事業となる。
(株)ダイヤモンド社との合弁による協力関係を活用し、書籍の出版を通じて企業のマーケティング・IR・ブランディングをしており、通常のビジネス書籍のみならず、企業の歴史を伝える「新しい」社史制作という切り口で、企業ブランディングにおける新たな価値創出を推進している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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