16日午前の東京外為市場ではドル・円は109円16銭付近。
日本株の堅調な値動きを背景に
買いが続いた。
ドル・円は、前日海外市場では強い米10月小売売上高を受け109円33銭まで上昇。
朝方の東京市場では上昇は一服し、108円79銭まで値を下げる場面があった。
ただ、日経平均株価の堅調地合いを手がかりにドル買い・円売りが再開し、109円付近に戻した。
ランチタイムの日経平均先物は200円超高となっており、米次期政権への期待や12月利上げ観測を背景としたドル買いは目先も続きそうだ。
ただ、節目の110円が意識されるなか、109円台では売りが出やすいため上昇ペースは鈍くなる見通し。
ここまでのドル・円の取引レンジは108円79銭から109円21銭、ユーロ・円は116円81銭から117円12銭、ユーロ・ドルは1.0719ドルから1.0750ドルで推移した。
【要人発言】
・黒田日銀総裁
「地銀の今後の収益は楽観できるものではない」
・麻生財務相
「米金利が上昇するという前提でドルの価値が上がっている」