サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

今日の為替市場ポイント:日銀総裁の円安けん制発言でドルは上げ渋る可能性

発行済 2015-06-11 08:08
更新済 2015-06-11 08:33
今日の為替市場ポイント:日銀総裁の円安けん制発言でドルは上げ渋る可能性
10日のドル・円相場は、東京市場では124円62銭から122円46銭で軟調推移。
欧米市場でドルは一時123円35銭まで反発したが、122円66銭で取引を終えた。
本日11日のドル・円は123円前後で推移か。
ポジション調整的なドル売りは一巡しつつあるが、黒田日銀総裁の円安けん制発言を意識してドルは上げ渋る可能性がある。
10日のアジア・欧米市場では、黒田日銀総裁の衆議院財務金融委員会での発言を意識してポジション調整的な円買いが活発となった。
市場関係者の間では、日本の金融・通貨当局はこれ以上の円安は好ましくないと感じているのではないか?との思惑が広がっているようだ。
円の実質実効為替レートがかなりの円安になっていることいついては、米コロンビア大学大学院の伊藤隆敏教授が「歴史的に超円安」と指摘している。
また、国際協力銀行(JBIC)の渡辺総裁はブルームバーグとの会見で、現在のドル・円相場は米国の利上げをすでに織り込んでおり、1ドル=130円まで進むことは想定していないとの見方を示している。
日銀の黒田総裁とJBICの渡辺総裁は元財務官であり、通貨当局者であった。
自らの発言が市場に大きな影響を及ぼすことは理解しているはずである。
黒田総裁の発言は円高になれば良いという趣旨ではないようだが、これ以上の円安は経済にとって有益ではないと懸念しているのかもしれない。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます