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上げ一服で決算を手掛かりとした個別物色へ

発行済 2017-04-27 08:32
更新済 2017-04-27 09:00
上げ一服で決算を手掛かりとした個別物色へ
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 27日の日本株市場は利食い優勢の展開になりそうである。
26日の米国市場は小反落だった。
注目された税制改革案は、概ね予想通りの内容だったこともあり、直近の大幅な上昇に対する利益確定に向かわせた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の19175円だった。


 シカゴ先物にサヤ寄せする格好となろうが、想定内といったところであろう。
日経平均は足元の上昇で価格帯別出来高で商いが積み上がっている水準まで戻してきており、ここからは戻り待ちの売り圧力なども意識される水準。
決算発表が本格化しているほか、大型連休を控えていることもあり、積極的には動けないところであろう。


 決算については、LINE (T:3938)が嫌気される一方で、花王 (T:4452)、古河電工 (T:5801)が好感されそうだ。
日本銀行の金融政策決定会合の結果については、現状維持が予想される。
また、昨日は米国で期限を迎える暫定予算にむけて、メキシコ国境の壁建設費の予算計上を先送りにしたことが好感されたが、引き続き動向を見極めたいとする模様眺めムードも強まりそうである。


 物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別での日替わりになりそうだが、インデックスに絡んだ商いでの主力処が一服となるようだと、中小型株に個人主体の資金がシフトしやすい。

(村瀬智一)

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