[ブラジリア 27日 ロイター] - ブラジルの独占禁止当局である経済擁護行政委員会(CADE)は27日、米航空大手ボーイング (N:BA)によるブラジルの小型航空機メーカー、エンブラエル (SA:EMBR3)の商用機部門買収を、条件を設けず承認した。ウェブサイト上の声明で明らかにした。
ただ、CADEの評議会が買収計画の再検討を求める可能性は依然あるという。
両社は承認を歓迎。ボーイングは、買収の最後の関門である欧州連合(EU)の承認も得られると引き続き確信しているとの見解を示した。
EUは、4月30日を決定期限に定めている。
ボーイングは、エンブラエル商用機部門の80%を42億ドルで取得することを提案している。