■中長期展望
(1)中期経営計画の概要
2009年3月期にビジネスモデルを変革、5年間無償保証(フロー型ビジネスモデル)からハードウェアの初期費用及び処方箋枚数に応じた課金方式(ストック型ビジネスモデル)に全面的に切換えを行うと同時に第2の事業として医科システム事業の事業基盤確立を推進してきた。
前中期経営計画の2年目にあたる2014年3月期が増収増益を確保したことで、医科システムの更なる拡販、調剤システムの他社、新規ユーザーの獲得に注力し、更なる事業拡大と事業基盤強化を狙い、2015年3月期を初年度とする新中期経営計画を策定、2014年4月に発表した。
EMシステムズ (TOKYO:4820)では、営業利益の増額とROEを重要な指標と位置付け、2017年3月期売上高13,432百万円、営業利益2,040百万円を目標としている※ ※足元の事業環境の変化や、2015年3月期から行ってきた様々な事業、業務提携が進捗していることを踏まえると、調剤、医科システムともに中期経営目標が現実と乖離し始めている。
2016年3月期計画はこれらの変化を反映させたものの、2017年3月期については当初計画で据え置かれている。
当社では計画値の見直しを行っており、作業が終了し次第、目標数値を改めて発表すると見られる。
この目標達成のために、ストックビジネスによる収益基盤の磐石化、医科システムの事業規模拡大、EHR(Electronic Health Record:電子医療記録の連携)及びPHR(Personal Health Record:個人健康記録の連携)などによる医療情報連携の拡大を図る、などの戦略を打ち出している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
前中期経営計画の2年目にあたる2014年3月期が増収増益を確保したことで、医科システムの更なる拡販、調剤システムの他社、新規ユーザーの獲得に注力し、更なる事業拡大と事業基盤強化を狙い、2015年3月期を初年度とする新中期経営計画を策定、2014年4月に発表した。
EMシステムズ (TOKYO:4820)では、営業利益の増額とROEを重要な指標と位置付け、2017年3月期売上高13,432百万円、営業利益2,040百万円を目標としている※ ※足元の事業環境の変化や、2015年3月期から行ってきた様々な事業、業務提携が進捗していることを踏まえると、調剤、医科システムともに中期経営目標が現実と乖離し始めている。
2016年3月期計画はこれらの変化を反映させたものの、2017年3月期については当初計画で据え置かれている。
当社では計画値の見直しを行っており、作業が終了し次第、目標数値を改めて発表すると見られる。
この目標達成のために、ストックビジネスによる収益基盤の磐石化、医科システムの事業規模拡大、EHR(Electronic Health Record:電子医療記録の連携)及びPHR(Personal Health Record:個人健康記録の連携)などによる医療情報連携の拡大を図る、などの戦略を打ち出している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)