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TOKAIホールディングス<3167>---静岡県を地盤に、生活に密着したさまざまな商品・サービスを幅広く提供

発行済 2016-06-17 18:22
更新済 2016-06-17 18:33
TOKAIホールディングス<3167>---静岡県を地盤に、生活に密着したさまざまな商品・サービスを幅広く提供
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ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』6月9日放送において、TOKAIホールディングス (T:3167)を取り上げている。
主な内容は以下の通り。
■会社概要 静岡県を地盤にLP ガスを中心とした「エネルギー・住生活関連事業」と「情報通信事業」を展開する。
都市ガス事業を開始して以来、事業の多角化を進め、LPガス、インターネット、CATV、アクア(宅配水)など、生活に密着したさまざまな商品・サービスを幅広く提供している。
また、営業エリアも静岡県および関東一円から日本全国へ積極的な面的拡大を展開し、顧客は256万件にのぼる。
2016年4月からは電力小売全面自由化に対応し、東京電力の新電気料金プランと既存の多彩なサービスとのセットメニュー「TOKAI SmartPlus」を提案している。
■成長のポイントとしては エリア拡大による新規顧客の開拓と、「TOKAI Smart Plus」をフックにした クロスセル化の推進、生活インフラサービスに関わる商品・サービスラインナップの拡充、TLC(トータルライフコンシェルジュ)会員制度による顧客との結びつき強化・満足度の向上を挙げている。
■足元の業績は 5月10日に2016年3月期決算を発表。
売上高が前期比3.5%減の1809.40億円、営業利益が前期比8.4%減の82.45億円、経常利益が前期比4.7%減の81.50億円、当期純利益が前期比12.1%減の34.58億円で着地した。
直近の会社計画に対しては、売上高が112.60億円の未達となったが、営業利益は4.85億円、経常利益は7.40億円、当期純利益は2.18億円それぞれ上回った。
1株配当金は前の期比2.0円増配の14.0円を予定。
売上高が減少したのは、ガス原料価格の下落に伴うガスの値下げの影響が主因。
営業利益は、NTTの光回線サービスを活用した光コラボレーションサービス(光コラボ)の参入に伴って既存顧客の移行促進や新規顧客開拓のための先行コストが嵩み、グループ全体での顧客件数の増加やガス販売のマージン改善などで補いきれなかった。
ただ、ガス販売のマージン改善が想定以上で、利益面は会社計画を上回る着地になった。
なお、光コラボへの既存顧客の移行は順調に進捗。
ガス、CATVの顧客数も順調に増加し、今年3月末のグループ顧客件数は255万8000件(2015年3月末は253万7000件)となった。
■2017年3月期の業積見通し 2017年3月期は売上高が前期比3.4%増の1871.00億円、営業利益が前期比52.3%増の125.60億円、経常利益が前期比45.1%増の118.30億円、当期純利益が前期比80.4%増の62.40億円と最高益を見込んでいる。
ガス、光コラボ、CATVともに順調に顧客数が増え、宅配水を手掛けるアクア事業の黒字化なども寄与する見通しだ。
1株配当金については配当性向40%をメドとする基本方針により、前期比8.0円増配の22.0円を予定している。
■株価動向 昨年8月安値をボトムとしたリバウンド基調が継続。
週間形状では13週、26週線を支持線としたトレンドが続いている。
足元で高値もち合いが続いているが、5月以降の急伸に対する過熱感もあり、現在は過熱を冷ます調整といったところ。
25日線との乖離がなくなり、煮詰まり感も出てきており、そろそろ動意が期待されるタイミングに。
ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

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