サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

NYの視点:FOMCメンバーの利上げに関する自信が揺らぐ

発行済 2015-06-18 07:07
更新済 2015-06-18 07:33
NYの視点:FOMCメンバーの利上げに関する自信が揺らぐ
連邦公開市場委員会(FOMC)は、市場の予想通り金融政策を現行に据え置いた。
声明では、経済の判断を前回4月会合の「成長鈍化」から「緩やかに回復」に上方修正した。
雇用市場の判断でも「緩やかに拡大」から「ペースが加速」へ上方修正した。
一方で、四半期ごとに発表されるスタッフによる金利、経済の予測(SEP :Summary ofEconomic Projections)は利上げを支持する結果に至らなかった。
スタッフは2015年の国内総生産(GDP)見通しを前回3月の2.3-2.7%から1.8-2.0%へ大幅に引き下げ。
1-3月期のGDPが予想外のマイナスに落ち込んだことが要因でほぼ織り込み済みだったものの、予想以上の引き下げとなった。
失業率の予測も2015年は5.2-5.3%と、5.0-5.2%から引き上げられた。
更に、スタッフの金利見通しも引き下げられた。
3月時と同様、15名のスタッフが依然年内の利上げを予想しているが、FF金利誘導見通しの16年末の予測中央値は1.875%から1.625%へ引き下げられた。
17年末も3.125%から2.875%へ引き下げられた。
会合後のイエレンFRB議長の会見からも利上げのタイミングに関し何のヒントも得られなかった。
イエレン議長は年内の利上げに関し、「利上げの条件はまだ達成していない」「年内の利上げの可能性はあるが、確固たる保証なし」と述べるにとどまった。
イエレンFRB議長は、利上げのタイミングはさほど重要でなく、利上げの過程を重要視すべきだと再三にわたり強調、利上げ後も異例な緩和策を維持する方針を表明した。
このためドルの上昇ペースもかなり緩やかなものになる可能性がある。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます