[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;17,219.44;-219.86 TOPIX;1,382.21;-19.62 [後場の投資戦略] 日銀の追加緩和への見方が優勢ではあるが、先週末に過剰に反応した反動が見られている。
様子見姿勢の中で押し目買いも入りづらく、指値状況の薄い中をインデックスに絡んだ商いによって下げ幅を拡大させているようである。
FOMC、日銀会合の結果を見極めたいほか、決算発表が本格化することもあり、物色の流れとしてはテーマ株などの循環物色にとどまりそうである。
日経平均は下げ幅拡大で5日線を割り込んできている。
ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジの下限での推移。
価格帯別出来高では商いが積み上がっている16900-17100円レベルに接近してきている。
レンジ上限レベルでの底堅さがみられるかが注目されるところ。
同水準で踏ん張りがみられれば、上は商いの薄いところでもあり、戻りも早そうだ。
高値から500円程度の調整であり、日銀会合の失望も織り込んだ格好である。
(村瀬 智一)