BEENOSが第3四半期決算(14年10月-15年6月期)を23日に発表した売上高は対前年同期比38.5%増の126.6億円、営業損益は10.5億円の黒字(前期は2.8億円の赤字)、経常損益は10.3億円の黒字(同2.5億円の赤字)、最終損失は8.6億円の黒字(同2.6億円の赤字)となった
同社が主要KPIとしている流通総額の拡大は、Eコマース事業のクロスボーダー部門「海外転送・代理購入事業」が牽引している国内ECサイト及びリアル店舗との積極的な提携を進め、船便やSAL便の導入による配送手段の多様化、手数料体系の見直しを図るなどサービスレベルの向上に努めた結果、利用者数、流通総額、売上高ともに増加した
なお、通期業績見通しに関しては、売上高が対前年同期比38.1%増の174.0億円、営業利益は8.0億円、経常利益は7.7億円、最終利益は5.5億円を見込む第3四半期時点で各利益は通期計画を大幅に上回る格好となっている
同社は、Eコマース事業とインキュベーション事業を手掛けるEコマース事業は、クロスボーダー部門(海外転送・代理購入事業、グローバルショッピング事業)、バリューサイクル部門(インターネットによるブランド中古品の買取販売事業)、リテール・ライセンス部門(商品プロデュース・ライセンス事業、ネットショッピング事業) から構成されており、特にここ最近では円安を背景にインバウンド消費が拡大しており、海外転送・代理購入事業が急成長している