■業績動向
1. 2016年12月期の業績概要
IBJ (T:6071)の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比27.8%増の5,268百万円、営業利益が同31.8%増の1,111百万円、経常利益が同32.2%増の1,106百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.9%増の725百万円と2ケタ増収増益となり、過去最高業績を連続で更新した。
婚活市場の活性化を背景に、すべての事業が2ケタ増収と好調に推移したことが主因となっている。
なお、2016年11月に修正発表した計画値に対して見ると、売上高、営業利益、経常利益はほぼ計画どおりの水準となったが、親会社株主に帰属する当期純利益は5.0%下回る結果となった。
これは特別損失として、台湾の非連結子会社の株式評価損25百万円を計上したことが要因となっている。
営業利益の増減要因を見ると、費用が人材採用や育成費、システム開発も含めた人件費で前期比373百万円増加したほか、広告宣伝・販促費で同148百万円、売上原価で同128百万円、地代家賃で同58百万円、その他販管費で同168百万円の増加となったが、増収効果ですべて吸収した格好だ。
なお、新規連結したWASについては、売上高で178百万円の上乗せ要因となったが、のれん償却(8百万円)後の営業利益への影響はほとんどなかった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
1. 2016年12月期の業績概要
IBJ (T:6071)の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比27.8%増の5,268百万円、営業利益が同31.8%増の1,111百万円、経常利益が同32.2%増の1,106百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.9%増の725百万円と2ケタ増収増益となり、過去最高業績を連続で更新した。
婚活市場の活性化を背景に、すべての事業が2ケタ増収と好調に推移したことが主因となっている。
なお、2016年11月に修正発表した計画値に対して見ると、売上高、営業利益、経常利益はほぼ計画どおりの水準となったが、親会社株主に帰属する当期純利益は5.0%下回る結果となった。
これは特別損失として、台湾の非連結子会社の株式評価損25百万円を計上したことが要因となっている。
営業利益の増減要因を見ると、費用が人材採用や育成費、システム開発も含めた人件費で前期比373百万円増加したほか、広告宣伝・販促費で同148百万円、売上原価で同128百万円、地代家賃で同58百万円、その他販管費で同168百万円の増加となったが、増収効果ですべて吸収した格好だ。
なお、新規連結したWASについては、売上高で178百万円の上乗せ要因となったが、のれん償却(8百万円)後の営業利益への影響はほとんどなかった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)