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大幸薬品 Research Memo(2):第3四半期はクレベリン製品デザインリニューアルによる出荷増で増収増益

発行済 2019-03-20 07:52
更新済 2019-03-20 08:01
© Reuters.  大幸薬品 Research Memo(2):第3四半期はクレベリン製品デザインリニューアルによる出荷増で増収増益
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■業績動向大幸薬品 (T:4574)の2019年3月期第3四半期は、売上高が7,188百万円(前年同期比7.1%増)、営業利益が1,897百万円(同0.8%増)、経常利益が1,806百万円(同6.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1,286百万円(同11.5%増)と前年同期に比べ増収増益で推移した。

売上高に関しては、医薬品事業が堅調、感染管理事業が大きく伸長した。

国内医薬品事業の売上高は3,007百万円(前年同期比1.4%減)と微減。

2018年3月期第1四半期に発売した「正露丸クイックC」の初期出荷があったため、反動減が影響した。

海外医薬品事業の売上高は961百万円(同17.1%増)。

中国向けが増加し、全体としておおむね計画どおりの進捗である。

感染管理事業の売上高は、3,207百万円(同13.6%増)と大幅増収。

2018年にクレベリン製品のデザインリニューアル(発売開始以来初)を行い、それに伴う販促強化により店頭の陳列スペースが拡大したことが出荷拡大の要因である。

2018年12月より新TVCMを放映開始し、店頭販売も好調に推移している。

売上総利益は増収影響等により増加した。

一方でクレベリン製品のリニューアル返品等により売上総利益率は低下した。

ただしリニューアルによる返品は想定以下で推移しているようだ。

販管費は、マーケティング強化により費用が増加したが、増収効果等により販管費率は低下した。

結果として、営業利益が微増、経常利益は未稼働設備関連費用減及び為替差益計上等により大幅な増益となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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