ドル／円
午後３時現在 ９１．０７／０９ １．３６３２／３４ １２４．１５／２６
正午現在 ９１．０２／０７ １．３６１１／１４ １２３．８９／９６
午前９時現在 ９１．２６／２８ １．３６０５／０６ １２４．１５／２０
ＮＹ17時現在 ９１．１４／１７ １．３５９３／９４ １２３．８６／９５
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［東京 ２３日 ロイター］ 午後３時現在のドル／円は、ニューヨーク市場の午後５
時時点とほぼ同水準の９１円半ば。アジア時間は全般手掛かり難の中、ユーロが対ドル、
対円で小幅上昇した。一時２％を超える下げとなっていた中国株が下げ幅を縮小したこと
などから、ドルと円に緩やかな売り圧力がかかったという。
この日のアジア市場ではユーロ／ドルが１．３５ドル後半から１．３６ドル前半へ、ユ
ーロ／円が１２３円後半から１２４円前半へ小幅上昇した。一時２％を超える下げとなっ
ていた中国の上海総合株指数<.SSEC>が０．７％安付近まで下げ幅を縮小させたことで、
リスク回避的に買い上げられたドルと円を売り戻す動きが出たという。ドルは英ポンド
＜ギリシャの国債発行に不透明感、ユーロ買い戻しの足かせに＞
この日の取引でユーロは小幅に上昇したものの、前日東京市場の終盤から１．３６ドル
を挟んだ水準で売買が交錯する展開が続いている。週明け２２日の取引では、ギリシャの
１０年債発行をめぐる前週末の報道が買い戻しの手掛かりとなったものの、前日にギリシ
ャの公債管理局責任者が国債発行の発表方法を変更する方針を示したと一部通信社が伝え
たことが、国債発行に不透明感が生じたとの見方につながり、一段の買い戻しの足かせに
なっているという。「無事に国債が発行できればユーロのショートカバー手掛かりになる
」（外銀）との声が出ている。
ユーロ／ドルは１．３６ドルを挟んだ攻防となるなど、ギリシャ問題を手掛かりとする
ユーロ売り圧力は対主要通貨こそ一服となってきた。しかし、ユーロは前日までに対チェ
ココルナ
年１月以来の安値をつけるなど、ユーロ売りは「対新興国通貨を中心に広がりを見せてい
る」（別の外銀）情勢だ。
＜スイス中銀が対ユーロでスイスフラン売り介入＞
複数の市場筋によると、スイス国立銀行（中央銀行）は日本時間２３日午後、対ユーロ
相場でスイスフラン売りの為替介入を行った。
ただ、スイスの通貨当局者は以前からフラン高に繰り返し懸念を示して上昇を阻止する
意向も明らかにしていること、スイスフラン売りの為替介入は今月５日のアジア時間にも
行われるなど複数回実施されていることなどから、市場では主要通貨の動きに「あまり大
きな影響は与えない」（外銀）との声が複数出ている。
ユーロ／スイスフランが５日以来の安値圏に達していたため、市場では朝方から介入を
予想する声も多かった。
ユーロ／ドルはスイス中銀の介入直後、一時１．３６３７ドルまで小幅上昇したが、そ
の後は１．３６３０ドル付近でもみあいとなった。
（ロイター 基太村真司記者）
（shinji.kitamura@thomsonreuters.com；０３―６４４１―１７９１；ロイターメッ
セージング：shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net）
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