本日のマザーズ先物は、前日の米国株安や円高進行など外部環境の悪化を背景に売りが先行して始まりそうだ。
前日の米国市場は、新型コロナウイルスの感染者数の大幅な増加が続き、米国の死者は31日に3000人を超えたほか、ゴールドマン・サックスが31日、2020年4-6月期の実質国内総生産(GDP)成長率は前期比年率で34%減ると予想したことなどを嫌気して、売りが先行し、NYダウは410ドル安と反落した。
シカゴの日経225先物も反落し、円相場も1ドル=107円台半ばと前日の午後5時時点比べ円高が進むなど外部環境が不安定になっている。
こうした流れを受けて、日経平均も続落スタートが想定され、マザーズ市場にも売りが波及しそうだ。
また、国内での新型コロナの感染者数が増加傾向にあることで、都市封鎖への警戒感も根強く、市場では「先行き不透明要因が多く、投資どころではない個人投資家は多い」との声も聞かれ、リスク回避の動きが先行しそうだ。
上値のメドは585.0pt、下値のメドは565.0ptとする。