*16:05JST インタートレ Research Memo(5):2023年9月期は減収減益、金融ソリューションが減収
■業績動向
1. 2023年9月期の業績
インタートレード (TYO:3747)の2023年9月期の連結業績は、売上高2,011百万円(前期比2.2%減)、営業利益199百万円(同17.2%減)、経常利益1百万円(同97.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益36百万円(同78.9%減)であった。
売上高において、ヘルスケア事業は増収となったものの、8割を占める金融ソリューション事業のほかビジネスソリューション事業が減収となり、全体では前期比減で着地した。
また最終損益については、持分法適用関連会社であるデジタルアセットマーケッツにおける持分変動利益の計上額が2022年9月期より減少したことが影響した。
2. 事業セグメント別業績
売上高では金融ソリューション事業及びビジネスソリューション事業で減収となり、ヘルスケア事業で増収となった。
売上高全体に占める金融ソリューション事業の比率が80.0%と非常に高いことから、売上高全体が前期比45百万円減の大きな要因となった。
(1) 金融ソリューション事業
売上高は1,609百万円(前期比2.2%減)、セグメント利益518百万円(同7.6%減)であった。
2023年9月期において、暗号資産関連システムの新規提供を行う予定だったが先送りとなり、低迷した。
(2) ビジネスソリューション事業
売上高257百万円(前期比7.3%減)、セグメント損失1百万円(前期は22百万円のセグメント利益)であった。
顧客の経営環境に影響され、主力の経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@IT e2」における既存顧客からの追加開発案件が期初計画どおりに進捗せず、プロジェクトが一時的に止まったことが影響した。
(3) ヘルスケア事業
売上高143百万円(前期比8.7%増)、セグメント損失37百万円(前期は51百万円のセグメント損失)であった。
「ITはなびらたけ」サプリメントの機能性表示食品化に向けて準備を進めていたが、2023年9月期中の取得に至らなかったため、期初の販売計画を下回った。
しかし、期初計画の遅れをカバーするためにハナビラタケの原料販売に注力したことで増収を確保した格好である。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
1. 2023年9月期の業績
インタートレード (TYO:3747)の2023年9月期の連結業績は、売上高2,011百万円(前期比2.2%減)、営業利益199百万円(同17.2%減)、経常利益1百万円(同97.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益36百万円(同78.9%減)であった。
売上高において、ヘルスケア事業は増収となったものの、8割を占める金融ソリューション事業のほかビジネスソリューション事業が減収となり、全体では前期比減で着地した。
また最終損益については、持分法適用関連会社であるデジタルアセットマーケッツにおける持分変動利益の計上額が2022年9月期より減少したことが影響した。
2. 事業セグメント別業績
売上高では金融ソリューション事業及びビジネスソリューション事業で減収となり、ヘルスケア事業で増収となった。
売上高全体に占める金融ソリューション事業の比率が80.0%と非常に高いことから、売上高全体が前期比45百万円減の大きな要因となった。
(1) 金融ソリューション事業
売上高は1,609百万円(前期比2.2%減)、セグメント利益518百万円(同7.6%減)であった。
2023年9月期において、暗号資産関連システムの新規提供を行う予定だったが先送りとなり、低迷した。
(2) ビジネスソリューション事業
売上高257百万円(前期比7.3%減)、セグメント損失1百万円(前期は22百万円のセグメント利益)であった。
顧客の経営環境に影響され、主力の経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@IT e2」における既存顧客からの追加開発案件が期初計画どおりに進捗せず、プロジェクトが一時的に止まったことが影響した。
(3) ヘルスケア事業
売上高143百万円(前期比8.7%増)、セグメント損失37百万円(前期は51百万円のセグメント損失)であった。
「ITはなびらたけ」サプリメントの機能性表示食品化に向けて準備を進めていたが、2023年9月期中の取得に至らなかったため、期初の販売計画を下回った。
しかし、期初計画の遅れをカバーするためにハナビラタケの原料販売に注力したことで増収を確保した格好である。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)