UPDATE1: 米国株式市場＝大幅下落、ダウ200ドル安・Ｓ＆Ｐは年初来マイナス

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ダウ工業株３０種（ドル）<.DJI>

　　　　　終値　　　　　　　　　8339.01（‐200.72）

　　　前営業日終値　　 　8539.73（‐ 15.87）

ナスダック総合<.IXIC>

　　　　　終値　　　　　　　　　1766.19（‐61.28）

　　　前営業日終値　　 　1827.47（＋19.75）

Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>

　　　　　終値　　　　　　　　　893.04（‐28.19）

　　　前営業日終値　　 　921.23（＋ 2.86）

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　［ニューヨーク　２２日　ロイター］　米株式市場は大幅安。ダウ平均は２００ドル値

下がりし、Ｓ＆Ｐ５００は年初来でマイナスとなった。経済の健全性をめぐる不安から幅

広い銘柄に売り注文が出た。

　金融、エネルギー、素材などの景気に敏感なセクターがＳ＆Ｐ５００の下げを主導し

た。原油やその他商品先物の大幅な値下がりを嫌気して関連銘柄が下落。エクソンモービ

ルは３．１％安となった。

　アナリストは、３月上旬以来相場の上昇を主導してきた銘柄を中心に売り注文が集まっ

たと指摘。ジョンソン・イリントン・アドバイザーズの最高投資責任者、ヒュー・ジョン

ソン氏は「景気回復や企業の業績改善は、３月上旬以来の株価上昇ほど強い勢いでは進ま

ないだろう」と述べた。

　ダウ工業株３０種<.DJI>は２００．７２ドル（２．３５％）安の８３３９．０１ドル。

　ナスダック総合指数<.IXIC>は６１．２８ポイント（３．３５％）安の

１７６６．１９。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>は２８．１９ポイント（３．０６％）安の８９３．０４。

　Ｓ＆Ｐ金融株指数<.GSPF>は６．２％、Ｓ＆Ｐエネルギー株指数<.GSPE>は４．６％、そ

れぞれ急落。

　世界銀行は、世界経済の見通しについて、引き続き不透明感が非常に強いとし、大半の

主要国の２００９年度成長率予測を下方修正。景気見通しをめぐる懸念を浮き彫りにし

た。

　この日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（ＮＹＭＥＸ）で米原油先物が４％近く

値下がりし、１バレル＝６６．９３ドルで取引を終えたことを受け、エネルギー株が下

落。シェブロンは３．４％安となった。

　金属相場の下げを嫌気して資源銘柄も売られ、フリーポート・マクモランは１

１．３％急落した。

　ナスダックでは大型ハイテク銘柄を中心に売りが出て、アップルが１．５％

安。新型携帯電話「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）３ＧＳ」の販売が発売から３日で

１００万台を超え、予想を上回ったことなどには反応薄となった。

　ドラッグストア・チェーンのウォルグリーンは５．７％急落。同社の３─５月

期決算は、消費者が支出の対象を必需品のみに絞る中、弱い内容となった。

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