日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
前場終値 9523.01 -303.26 前場終値 9530 -300
寄り付き 9695.76 寄り付き 9640
安値/高値 9511.45─9712.09 安値/高値 9510─9650
出来高(万株) 123726 出来高(単位) 47794
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[東京 23日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。前営業
日比で300円を超すマイナス幅となった。今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)を
前にした様子見姿勢の強まりに加え、米株安、円高、商品市況の下落などを嫌気して、利
益確定売りが加速した。
5月以降クリアしてきた25日移動平均線(9658円67銭=22日現在)を割り込
んだことも、売り仕掛けを誘ったという。市場では「人気化していた材料株に信用取引で
買った向きの見切り売りが目立つ」(中堅証券支店営業担当者)との声がきかれた。
前場の東証1部騰落数は値上がり182銘柄に対して値下がり1458銘柄、変わらず
が55銘柄だった。
きょう午前の東京市場では9600円で先物に大口のに売りが出たとの観測があり、モ
メンタムの転換をみて動く参加者の売りを誘ったという。午後の為替相場、アジア株式市
場動向次第では、さらに下げる可能性もあると警戒されている。
ただ、大和住銀投信投資顧問・投資戦略部長の門司総一郎氏は、先進国株式市場での
5%程度の調整は想定の範囲内で、上昇トレンドが崩れたとはみていない。「個人投資家
をはじめ、国内年金、海外投資家の買い余力は依然あり、下がれば買いたいという姿勢に
変わりはない」と述べた。
一方、三菱UFJ証券投資情報部長の藤戸則弘氏は、ヘッジファンドによるリスク・ポ
ジションの利益確定売りを指摘する。「原油先物やインド株、ロシア株、金先物などへの
外国人投資家の売り越しが続いており、ファンド勢がいったん手仕舞いに動いている構図
が鮮明だ」(藤戸氏)という。
業種別ではほぼ全面安のなか、鉱業、証券、保険、石油・石炭、非鉄金属の下げが目立
った。
個別では、ソニー<6758.T>、キヤノン<7751.T>、トヨタ自動車<7203.T>などの主力輸出
株のほか、国際石油開発帝石<1605.T>、住友金属鉱山<5713.T>などの資源関連銘柄、三菱
UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、三
井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などの大手銀行株が軒並み売られた。
ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>、明電舎<6508.T>などの材料株は、前引
けにかけてマイナスに転じた。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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