金価格は、金曜日に米国の中国に対する関税が発動されたため下落した。
8月限のComex 金先物は、午後6時6分(09:06 GMT)時点で1トロイオンスあたり0.21%減の1,256.20ドルとなった。
中国製品への340億ドル相当の関税は、金曜日の午後1時1分(04:01 GMT)に発動した。2週間後には160億ドルの追加関税が課される予定で、米国のトランプ大統領は、さらに5000億ドルの関税を課す可能性がある。
中国は農産物、自動車などの米国製品に340億ドルの報復関税を行うと発表している。
また、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、連邦準備制度理事会が貿易摩擦に懸念を表明していることから、貴金属の価格も抑えられた。
議事録によると「当局者らは、貿易摩擦に伴う不確実性とリスクが大きくなり、最終的に経済へ悪影響を及ぼす可能性があると懸念していた」とされている。
一方、ドルは下落した。金はドルの動きに敏感で、通常はドル安になると上昇する。
ドルインデックスは、0.14%下落して94.00となった。