日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#2JNI:>
前場終値 10841.67 （-13.41） 前場終値 10830 （-10）
寄り付き 10866.83 寄り付き 10870
安値／高値 10818.53─10866.83 安値/高値 10810─10870
出来高(万株) 101369 出来高(単位) 22167
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［東京 １９日 ロイター］ 東京株式市場で日経平均は小幅続落。個人投資家や証券
ディーラーが材料株を物色する動きをみせたが、為替が対ドルでやや円高に振れたため主
力輸出株が軟調な展開となり指数を押し下げた。欧州株は堅調だったが、米国市場が休場
で手掛かりに欠けたほか、米ＩＢＭ
されており、様子見気分も強く全般的にはもみあい商状だった。
前場の東証１部騰落数は値上がり８１７銘柄に対して値下がり６５８銘柄、変わらず
が１９０銘柄だった。午前の東証１部の売買代金は５１９８億円と膨らまず。
日本航空（ＪＡＬ）<9205.T>はきょう１９日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、
その後、企業再生支援機構が支援を決定する見通し。一時、最安値を更新する前日比１円
安の４円を付けた後は、４─６円のレンジでもみあっている。
短期筋によるマネーゲーム的な売買が継続しているが、全体的な相場への影響は限定的
だ。ただ、ＪＡＬが企業再生支援機構へ支援を要請すると、これまでに手当てした燃料購
入などに伴うデリバティブを解消する必要が生じるため、まとまったドル売り／円買いが
出る可能性があるとの見方から、ドル／円は９０円台半ばまで下落。円高進行が警戒され、
自動車やハイテクなど輸出株は全般的に軟調な展開となった。
全般的には様子見気分が強く商いも薄い。１９日にＩＢＭとシティグループ、２０日に
バンク・オブ・アメリカ
る。日本も２１日の信越化学工業<4063.T>から来週にかけて発表が本格化する。
インベストラスト代表取締役の福永博之氏は「決算発表の皮切りとなった米インテル
も材料出尽くし的な動きなのか、今後の企業決算に対する市場の反応でトレンドを見極め
ようとしている」と述べていた。
方向感に乏しいなか、個人投資家や証券ディーラーなどは個別材料株を物色。「スマー
ト・グリッド関連や電気自動車の充電器メーカーなどに個人投資家などからの買いが入っ
ている。実需筋は様子見だ」（準大手証券トレーダー）という。
その他の個別銘柄では三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、三菱ＵＦＪフィナン
シャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>の大手銀行株がさえ
ない展開だった。市場では「出遅れ感からの買い戻しも一巡したのではないか」（国内証
券）との声も聞かれた。
（ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者）
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