日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
終値 9783.47(-93.92) 終値 9820 (-80)
寄り付き 9866.28 寄り付き 9890
安値/高値 9748.73─9943.83 安値/高値 9750─9950
出来高(万株) 223705 出来高(単位) 73058
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[東京 29日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落。月末の好需
給期待などから午前は小じっかりだったが、7月1日の日銀短観や米ISM製造業景気指
数、中国のPMI発表を控えて徐々に様子見姿勢が強まり、午後は先物主導で軟化した。
みずほフィナンシャルグループ<8411.T>の増資報道を嫌気し、外国人投資家とみられる
売りが観測されたという。ブルームバーグが「事情に詳しい複数の関係者」の話として伝
えたところによると、みずほフィナンシャルグループは計画している最大6000億円の
普通株発行について、今週中にも募集による発行手続きを開始する方針を固めた。
東証1部騰落数は値上がり528銘柄に対して値下がり1064銘柄、変わらずが
112銘柄だった。東証1部売買代金は1兆4918億円だった。
きょうは、GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)で米株先物がマイ
ナス幅を拡大したほか、香港株が反落で寄り付いたことも午後の軟化につながったという。
テクニカル面では、支持線とみられている25日移動平均線(9726円=26日現在)
の攻防となった。みずほ証券エクイティ調査部・シニアテクニカルアナリストの三浦豊
氏は「午前中、堅調に推移し、ロングに傾いたポジションを午後に早々に手仕舞いする動
きがきっかけとなり、売りが売りを呼んだ」と分析する。「オプション絡みの水準で
9750円から下を狙う投資家がいる半面、1万円を目指す向きもいて、現状は様々な思
惑が交錯しているようだ」(三浦氏)と述べた。
カブドットコム証券・投資情報局マーケットアナリストの山田勉氏は、海外投資家によ
る債券先物買い、株価指数先物売りを下落の背景として指摘した。「短期筋の裁定取引に
振らされた部分も大きい。日経平均は3日続伸の後で一服感が出るタイミングで、堅調な
トレンドに変化はない」とみている。
業種別ではパルプ・紙、小売、精密機器が上昇した。証券、海運、鉄鋼はさえない。
個別銘柄では、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が6000億円の増資報道を受
けて売られた。主力株ではトヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>が続落。ジーエス・
ユアサ コーポレーション<6674.T>が大幅安。ゴールドマン・サックスが「売り」の投資
評価で同社のカバレッジを開始し、嫌気された。
ファーストリテイリング<9983.T>はしっかり。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
(akiko.ishiwata@thomsonreuters.com;03-6441-1784;ロイターメッセージング:
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