日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
終値 9958.44 +174.97 終値 9930 +110
寄り付き 9896.56 寄り付き 9920
安値/高値 9894.95─10000.30 安値/高値 9920─10010
出来高(万株) 205359 出来高(単位) 77038
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[東京 30日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反発。米株高を受けての買い
戻しや月末・期末のドレッシング買い期待などで、午前中に6月15日以来となる1万円
を回復した。ただ、1万円回復後は伸び悩み。1万円水準ではオプション絡みの売りが待
機して上値を抑えたほか、1万円定着には材料不足とみる投資家がいったん利益確定売り
を出したという。
半面、終値で9900円台半ばとなり、市場では「あすの日銀短観や米国、中国の経済
指標発表を前に売買高は盛り上がらないが、先高観が強く全般に売り注文は少ない。下げ
にくい相場」(準大手証券トレーダー)との声が出た。
東証1部騰落数は値上がり1255銘柄に対して値下がり336銘柄、変わらずが
109銘柄だった。東証1部売買代金は1兆4909億円だった。
きょうの東京市場は取引時間中の手掛かりに乏しいなか、ドル/円為替が1ドル95円
台まで円高に振れ、警戒感の強まりも伸び悩みの一因となった。明和証券シニア・マーケ
ットアナリストの矢野正義氏は、1万円台へのレベル替えには新たな材料が必要とみてい
る。「一番良い材料は、4─6月期の決算。見通し上振れが大勢となれば、日経平均はも
う一段の上値追いとなる展開も期待できる」と述べた。
明日発表の日銀短観6月調査については、市場では足元の景況感の改善はある程度、織
り込み済みだという。市場では「先行きも改善するのか、改善するとすればその回復幅な
どが注目される」(国内投信)との声がきかれた。ロイターがまとめた民間シンクタンク
32社の予測では、大企業製造業の足元DIの予測中央値はマイナス42で、3月短観の
マイナス58から16ポイントの大幅改善となる見込み。製造業DIの予測中央値はマイ
ナス27で、3月短観のマイナス31から4ポイントの小幅改善だ。先行きについては、
大企業製造業で8ポイント、非製造業で4ポイント改善が続く見通しとなっている。
業種別では鉱業、繊維、化学、精密機器の上昇が目立った。空運と水産・農林は軟調。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>が堅調。米株高で買い戻しが入ったという。みず
ほフィナンシャルグループ<8411.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など、銀
行株の一角は売られた。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
(akiko.ishiwata@thomsonreuters.com;03-6441-1784;ロイターメッセージング:
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