日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
前場終値 9940.12 +0.19 前場終値 9950 +20
寄り付き 9993.77 寄り付き 9970
安値/高値 9904.4─9993.77 安値/高値 9900─9990
出来高(万株) 103552 出来高(単位) 37714
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[東京 2日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均株価は小反発となったが、
上げ幅は19銭とほぼ変わらずの水準だった。堅調な経済指標を手がかりに米国株が上昇
したことを好感し輸出株を中心に買い戻しが先行したが、上値の重さが嫌気され小口の売
りに失速。前日終値を挟んだもみあいとなった。政治の先行きが不透明さを強めているほ
か、今晩発表の6月米雇用統計を控え様子見ムードも強く、海外勢などのフローは細い。
前場の東証1部騰落数は値上がり763銘柄に対して値下がり750銘柄、変わらず
が182銘柄だった。東証1部売買代金は6808億円。
静かな前場となった。「前日後場中盤の大量の先物売りで、ロングポジションをとって
いたディーラーは損失を抱え、動きにくくなっている」(準大手証券ストラテジスト)こ
とが、米株高に為替の落ち着きという買い材料がありながら伸び悩んだ背景だという。前
日の売りの主体は国内勢とみられており、「日経平均1万円を超えての上値追いには慎重
にならざるをえなくなった」(同)ことが上値の重さにつながっている。
麻生首相が自民党の役員人事を見送り、閣僚人事を行ったことも様子見ムードに拍車を
かけた。「政権末期の症状だ。売り材料にも買い材料にもなりにくいが、手控えようとい
う気分を強めた」(準大手証券トレーダー)という。不透明感の強まりから海外勢や国内
の長期資金からのフローは細く、6月米雇用統計の発表前ということもあり、様子見ムー
ドが強く漂った。
6月米消費者信頼感指数が予想外に低下すれば、米ISM製造業景気指数は約1年ぶり
の高水準と米経済のマクロ指標はまちまち。市場では「第1・四半期決算を確かめたいと
のムードが強くなっている。短期筋の売買で振れる場面もありそうだが、基本的には様子
見商状が続きそうだ」(別の準大手証券トレーダー)との声が出ていた。
個別では、全体の停滞ムードを表すようにトヨタ自動車<7203.T>は小幅高、キヤノン
<7751.T>は小幅安と主力輸出株の方向感は乏しい。一方、2015年をめどにハイブリッ
ド車向けリチウムイオン電池の生産能力を現在の約70倍にあたる年70万台分に引き上
げると報じられた日立製作所<6501.T>が買われるなど、個別材料株物色が中心だった。
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>やみずほフィナンシャルグループ
<8411.T>などの大手銀行株もさえない。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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