日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
前場終値 9659.93 -20.94 前場終値 9660 -40
寄り付き 9713.62 寄り付き 9710
安値/高値 9619.68─9734.43 安値/高値 9620─9740
出来高(万株) 96629 出来高(単位) 31914
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[東京 7日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均株価は続落。6日の米株市
場でダウ<.DJI>とS&P<.SPX>が上昇したことを受けて高寄りしたものの、積極的に上を
買い上がる材料に乏しく後が続かなかった。先物での大口の売りなどに押され、現物もマ
イナス圏に転落。市場では「国内機関投資家による積極的な売りがみられる」(大手証券
の株式トレーダー)との指摘もあった。
前場の東証1部騰落数は値上がり800銘柄に対して値下がり772銘柄、変わらず
が127銘柄だった。東証1部売買代金は6344億円。
市場では「4─6月期企業決算を見極めようと買いが手控えられるなか、軟調な展開に
なっている」(国内証券投資情報部)との声がきかれた。
大和住銀投信投資顧問・上席参事の小川耕一氏は、世界的に景気回復への先行期待感が
薄れ、株式などリスク資産への資金流入が細っていると指摘する。小川氏は「特に日米は、
生産の回復が最終需要に波及するまでにはなお時間がかかるとのコンセンサスができあ
がりつつあるようだ。これを受けて、日経平均も上値を追うというよりは値固めの動きと
なっている」と述べた。 半面、「下値では買い戻し需要もあり、大きく崩れる印象はな
い」(国内証券)との声も少なくない。9500円水準では海外投資家の買いオーダーが
あるとの観測も出ており、下値は底堅いようだ。
業種別では、陸運、食品、サービスが堅調。一方、非鉄金属、鉄鋼、証券、海運、石油
・石炭は下げが目立った。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>、キヤノン
<7751.T>など主力輸出株が売られた。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ
<8316.T>などの大手銀行株も軟調。横浜銀行<8332.T>などの地銀は買われた。
原油価格や非鉄など国際商品価格が下落していることを背景に、国際石油開発帝石
<1605.T>、住友金属鉱山<5713.T>がさえない。
エーザイ<4523.T>などの医薬品は堅調。エーザイは米子会社のエーザイ・メディカル・
リサーチ・インクが注射剤「ダコジェン」について、小児急性骨髄性白血病を対象とした
臨床試験を米国内で開始すると発表し、材料視されたという。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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