(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4237.68(+35.55)
前営業日終値 4202.13(+74.96)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 4781.69(+59.35)
前営業日終値 4722.34(+146.03)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3081.87(+29.79)
前営業日終値 3052.08(+68.98))
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<ロンドン株式市場> 続伸。鉱山・金融・石油株が買われた。経済指標はまちまち
だったが、米企業決算が予想を上回ったことを好感した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は3月につけた6年ぶり安値から23%超上昇した。
6月の米卸売物価指数(PPI)総合指数は予想を大きく上回って上昇したが、市場は
米ゴールドマン・サックス・グループ
キリクのパートナー、ポール・カバナー氏は「最近の市場の弱さを踏まえると、第2・
四半期の決算シーズンは若干の押し上げ材料となるかもしれない。さもなければ、
FT100種指数は4000を下回る可能性がある」と述べた。
ゴールドマンの2009年第2・四半期(4─6月)決算が33%の増益となったこと
を受け、銀行株に買いが入った。バークレイズ
バンキング・グループ
投資家の間で金属価格の一段の上昇が見込まれるなか、鉱山株も買われた。フレスニロ
ラータ
保険株も高い。アヴィヴァ
チュアル
エネルギー株では、ケアン・エナジー
ロー・オイル
携帯電話ボーダフォン
ートラル」に引き下げ、目標株価を下方修正したことを嫌気した。UBSはノートで、
景気低迷や市場シェアの低下、為替の影響がボーダフォンの利益見通しを圧迫していると
の見方を示し、2009年は11%の減益と予想した。
<欧州株式市場> 続伸。米ゴールドマン・サックス
とを受けて金融セクターの業績回復に対する期待が高まり、銀行株に買いが入った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.96ポイント(1.2%)高
の840.15。終値として7月3日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は25.49ポイント(1.09%)高
の2370.71。
銀行株が買われ相場を押し上げた。BNPパリバ
HSBC
ウニクレディト
カゼノブ(ロンドン)のマクロ・ストラテジー調査部門代表ダレン・ウィンダー氏は
「経済は転換点に近づいている」と指摘。「利益は底を形成し始めており、年後半から
2010年にかけて成長するはずだ」と述べた。
ゴールドマンが同日発表した第2・四半期決算は、好調なトレーディングを背景に
33%の増益となった。
鉱山株も金属価格の上昇を背景に堅調。生産に関する報告を控えたリオ・ティント
が13.3%上昇した。
自動車株にも買いが入った。経済見通しに対する投資家の楽観的な見方が強まった。
ルノー
フィアット
投資推奨を「セル」から「バイ」に引き上げた。
エネルギー株も上昇。トタル
た。
一方、太陽電池で世界最大手のドイツのQセルズ
り上げ見通しを撤回し、第2・四半期にかなりの営業損失が見込まれるとの予想を示した。
[東京 15日 ロイター]