欧州株式市場サマリー（15日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ＦＴ１００種総合株価指数（ロンドン）<.FTSE>

　終値　　　　　　4346.46（＋108.78）

前営業日終値　　　4237.68（＋35.55）

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クセトラＤＡＸ指数（フランクフルト）<.DAX>

　終値　　　　　　4928.44（＋146.75）

前営業日終値　　　4781.69（＋59.35）

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ＣＡＣ４０種平均指数（パリ）<.FCHI>

　終値　　　　　　3171.27（＋89.40）

前営業日終値　　　3081.87（＋29.79）

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　＜ロンドン株式市場＞　大幅続伸し、ＦＴ１００種総合株価指数<.FTSE>は４週間ぶり

の高値で引けた。堅調な米企業決算と米経済指標の改善が 相場を支援した。エネルギー

・銀行株が上げを主導した。

　同指数は今週３日続伸しており、これまでに５．３％上昇した。

　米ゴールドマン・サックスに続き、米半導体大手インテルが前日、堅調

な四半期決算を発表。米企業の第２・四半期業績をめぐる楽観的な見方を支えた。

　７月のニューヨーク州製造業業況指数が１年超ぶりの水準に上昇したほか、６月の米鉱

工業生産指数で落ち込みが減速した。

　ハーグリーブス・ランズダウンのアナリスト、キース・バウマン氏は「今週は世界的な

大手企業の業績発表がまだ多く控えている。第２・四半期決算内容のバランスが引き続き

非常に重要だ」と述べた。

　米原油先物が１バレル＝６０．８５ドルに上昇するなか、エネルギー株の上昇が

目立った。タロー・オイルが５．１％高。ガーナのエネルギー相が、同国沖ジュ

ビリー鉱区での第１フェーズ開発計画を正式に承認した。

　ケアン・エナジー、ロイヤル・ダッチ・シェル、ＢＰ 、ガスの

ＢＧグループが２．３―３．１％上昇した。

　銀行株も堅調。バークレイズが４．８％高となった。複数の関係者によると、

バークレイズはプライベートエクイティー業務の売却を検討しており、今週にも投資パー

トナーと協議を行う見通し。

　ＨＳＢＣ、ロイズ・バンキング・グループ、ロイヤル・バンク・オブ

・スコットランド（ＲＢＳ）、スタンダード・ チャータードが１．５―

４％上昇した。

　金属価格の上昇を背景に鉱山株も買われた。フレスニロ、カザキミス、

ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、ロンミン、エクストラータ

が２．６―５．６％値を上げた。

　リオ・ティントは４．２％高。第２・四半期の鉄鉱石生産が前年同期と比べ

８％増加したと発表した。

　＜欧州株式市場＞　続伸。米ゴールドマン・サックスとインテルの予想

を上回る決算に支援され、銀行・ハイテク株を中心に値を上げた。

　ＦＴＳＥユーロファースト３００種指数<.FTEU3>は２３．１７ポイント（２．７６％）

高の８６３．３２。

　ＤＪユーロＳＴＯＸＸ５０種指数<.STOXX50E>は８０．３１ポイント（３．３９％）高

の２４５１．０２。

　米ゴールドマンの堅調決算を手掛かりに銀行株が買われ、指数の大半を押し上げた。

ＨＳＢＣ、サンタンデール、ソシエテ・ジェネラル、

クレディ・スイスは２．６―４．２％高。

　バークレイズも４．４％上昇した。複数の関係筋が語ったところによると、

同社はプライベートエクイティ部門の売却を検討しており、週内にも投資関連の提携先と

協議する方針を示している。

　米原油先物の上昇を背景にエネルギー株に買いが入った。ＢＧグループ、

ＢＰ、ロイヤル・ダッチ・シェル、トタルが２．１―３．３％

上昇した。

　銅価格が上昇するなか鉱山株も高い。リオ・ティントは４．２％高。

同社は、第２・四半期の鉄鋼石生産が前年同期比８％増となったと発表した。

　アングロ・アメリカン、アントファガスタ、ＢＨＰビリトン、

ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、エクストラータは

３―８．４％上昇した。

　米インテルが前日に第２・四半期決算を発表し、特別項目を除いた利益と売上高が

ともに市場予想を上回ったことを受けてハイテク株も堅調だった。

　アルカテル・ルーセントは１０．９％高と急伸。バンク・オブ・アメリカ・

メリルリンチが投資判断を「バイ」に引き上げた。

　世界最大の半導体露光装置メーカー、蘭ＡＳＭＬは４．７％高。エリクソン

、ノキア、インフィニオンも３．４―８．１％上昇した。

この日の経済指標は、７月のニューヨーク州製造業業況指数が新規受注の増加を背景に

１年超ぶりの水準に上昇し、投資家心理の改善につながった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　［東京　１６日　ロイター］